
進撃の巨人138話のネタバレと感想についてまとめます。
前回137話では、ジークが息絶えたことで、地ならしが止まり、決心をしたアルミンがエレンと対峙し大爆発を起こすというところで終わりました。
【進撃の巨人】138話のネタバレ
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
地ならしが止まり、巨人達が倒れていきます。
犠牲は少なくありませんが、あの崖にいた人たちの中には助かったものもいるようです。
アルミンの大爆発は基地にも届いていたようですが、幸い重症者はいない様子。
ジャン達は爆発箇所を見ながら、地ならしが止まっていることや、始祖の巨人の体が崩れていくところを目にして、エレンは死んだのか?と口にします。
その時、ミカサは頭痛と共にエレンとの最後の会話を思い出します。
「あれが最後なんて…」
その時にエレンが口にしたことを要約すると、
『ミカサがエレンに執着して守ろうとするのは、アッカーマンの修正が作用しているだけ。そんなミカサが嫌いだった』
「進撃の巨人」第112話「無知」より
というもの。
一方、ガビやピークなどマーレの戦士達はそれぞれ家族と再会します。
ファルコの両親も、ファルコの巨人の体を上り、上半身だけ出したファルコと抱き合います。
コニーはそんな光景を見ながら、今までやってきたこと全てに後悔がないわけではないが、地ならしを止めたことは間違いじゃ無かったとつぶやきます。
ここでガビがまだライナーが戦っていることに気がつきます。
アルミンの大爆発に、ライナーの鎧はなんとか耐えきれたようです。
しかし、あの光るムカデは無傷でした。
その瞬間、超大型巨人の背後で巨人化の爆発が起こり、エレンが巨人となって再び現れます。
ガビは、光るムカデとエレンが接触したら何が起こるかわからないと言います。
それに対してコニーが、光るムカデを倒そうと言います。
しかし、リヴァイはあの爆発で倒せなかったやつをどう倒すのか?と言い、狙うべきはエレンで、エレンを倒さないとこの悪夢は終わらないと断言します。
ミカサはなんでこうなるの?と頭を抱えます。なぜエレンがここまで執念を燃やすのか理解できない様子。
そんな時、ライナーは光るムカデから煙が出ていることに気づきます。
場面変わって、アニの父が司令官と話しているところに、アニがやってきます。
ついに、レオンハート親子の再会です。
そんな時間も束の間少し遠くで煙が上がっています。
有機生物の起源が出していた煙です。
それがあたりに充満していきます。
無慈悲な煙
ミカサは死んだの?と言いますが、コニーは巨人が死んだ時の匂いと違うと言います。そして、コニーの故郷ラガコ村で起きたことと同じことが起こるのではないか、と予想します。
それを聞いた全員は恐怖に怯えますが、リヴァイは冷静にミカサとピークにファルコの背中に乗れと言います。
ピークは何を言ってるの?と問いますが、リヴァイ、コニー、ジャンも同じことを考えているようです。
アッカーマンと巨人の継承者は例外だ、お前が一番わかっているはずだと。
ピークは全て理解しながらも、これから仲間達に起こる悲劇を考えるとその場から動けないようです。
しかし、リヴァイは早くしろとミカサにピークを引っ張らせ、無理矢理ファルコの背中に乗せました。
そして、ファルコはミカサ達を背に乗せ、涙を流しながら飛び立ちます。
そうこの煙、エルディア人を巨人化させるものでした。
残されたアッカーマンと巨人以外の人々は自分の運命を悟ります。
これが俺たちの最後かとコニーはジャンに言います。
それが調査兵団らしいとジャンは言います。
コニーはジャンに入団式のことを話し始めます。ジャンのせいで俺たちは人類を救う羽目になったんだぞと微笑みながら伝えます。
そしてレオンハート親子が今抱き合おうとする瞬間、皆が巨人化してしまいました。
ここまでなんとか頑張ってきたエルディア人の戦士を始め、皆が巨人の姿に…本当に終わり。
そして、巨人達と有機生物の起源はお互いに引かれ合います。目的地はもちろんエレン。
ライナーは絶対ここは通さねぇ!と叫びます。
アルミンもエレンの前に立ちはだかります。
アルミンはエレンに、地獄が好きなんだな?エレンと言い最後まで付き合ってやると叫びます。
最終決戦
ライナーは巨人達の進撃をその身一つで抑えようとします。しかし、その巨人の中に、カリナ、ガビ、ジャン、コニーの姿を確認してしまいショックを受けてしまいます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
そこに、アニとピークがやってきます。
ここで地ならしが再び行われれば、今までの犠牲すら水の泡です。
一方、ミカサはまた強い頭痛がしていました。リヴァイがしっかりしろと言うものの、ミカサは自分の家に帰りたいと願います。
ミカサが夢から醒める
ミカサはとある一軒家で目を覚まします。
目の前にはエレンがいて、風邪ひくぞと言われます。
いつの間に寝てたんだろ…ミカサは思います。
ミカサはなぜか涙が溢れてきて、エレンはそれに疑問を投げかけます。
ミカサはここに居ていいのかな?と尋ねます。すると、エレンは2人で全てを放り出して逃げ出したと伝えます。
エレンは続けます。
マーレとの戦争が終わって2ヶ月経ったこと。
パラディ島の侵略が始まること。
アルミンも自分達を探していること。
ヒストリアを置いて逃げてきたこと。
だから、この後の四年を静かに暮らそうと言います。そして、そう言ってくれたのはミカサじゃないかとエレンは言います。
ミカサはこの話はしない約束だったのにごめんねと伝えます。
するとエレンは、もう一つ約束してくれと言います。
自分が死んだらマフラーを捨ててくれと。
お前は長生きするから俺のことは忘れてくれとお願いします。
いってらっしゃい
ミカサは夢を見ていました。
本当に夢だったのかは定かではありません。
いつかの質問に別の答えをしていたら、存在していた未来だったのかもしれません。
ミカサはある決心がつきました。
夢でエレンからお願いされた俺のことは忘れてくれということ。
それは「できない」とつぶやき、再びマフラーを巻き直します。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
不思議は頭痛は止まり、リヴァイに私がやると伝えます。エレンは口の中にいることをなぜか理解しているミカサ。
了解だミカサとリヴァイは答えます。リヴァイはなんだかんだ最後は人の判断を尊重しますね。
リヴァイがなんとか雷槍でこじ開けます。
ミサカはその穴から入り、そして、エレンとの邂逅。
ミカサはエレンの首を刎ねます。
そして、「いってらっしゃい」とつぶやき、エレンにキスをします。
138話終わり