ボウモアは、1779年にスコットランドのアイラ島で稼働した蒸留所で、現在アイラ島で稼働している8つの蒸留所の中で最古の蒸留所です。自家製の麦芽を約30%使い、昔から変わらぬフロアモルティングと呼ばれる伝統的な製法で製麦しています。アイラモルトは北部にある蒸留所は比較的軽め、南部にある蒸留所は比較的重めのウイスキーを造るという特徴がありますが、ボウモアは地理的にその中間に位置しています。味においても”中庸の酒”と呼ばれ、ほどよいスモーキーさに蜜のような甘みをあわせもっています。アイラモルトの中では、女性的な味わいで、「アイラモルトの女王」とも呼ばれています。
「100ディグリー」は、ブリティッシュプルーフというアルコール度数の指標で100°を表しています。これを一般的なアルコール度数に読み替えると、57.1度となります。加水をしないでボトリングするカスクストレングスで、なおかつ冷却して澱を出して濾さないノンチルフィルタードを製法を取り入れています。ソーダで割ることで特有のスモーキーさとレモンや蜂蜜の香りが広がり、澄んだ味わいが楽しめます。
■香り
アイラモルトらしいスモーキーさは控えめで、レーズンやドライマンゴーのような香りが奥に感じられます。
■味わい
口当たりのアルコールの刺激は強いですが、ダークチョコレートを思わせる温かみのあるコクとバランスを楽しめます。
■余韻
水やソーダと交わることで香りやコクが際立ち、澄んだ味わいの余韻が楽しめます。
オススメの飲み方:ロック、トワイスアップ、ハイボール