ボウモアは、1779年にスコットランドのアイラ島で稼働した蒸留所で、現在アイラ島で稼働している8つの蒸留所の中で最古の蒸留所です。自家製の麦芽を約30%使い、昔から変わらぬフロアモルティングと呼ばれる伝統的な製法で製麦しています。アイラモルトは北部にある蒸留所は比較的軽め、南部にある蒸留所は比較的重めのウイスキーを造るという特徴がありますが、ボウモアは地理的にその中間に位置しています。味においても”中庸の酒”と呼ばれ、ほどよいスモーキーさに蜜のような甘みをあわせもっています。アイラモルトの中では、女性的な味わいで、「アイラモルトの女王」とも呼ばれています。
「ボウモア シェリーカスク 9年 」は、バーボン樽とシェリー樽で9年以上熟成された原酒を使用したシングルモルトウイスキーです。華やかに広がるシェリー香とフルーティな味わいに、ピートとスモーキー香がアクセントとなり、奥行のあるしっかりとした味わいを感じさせてくれます。
■香り
シェリー香にココアやレーズンのような上品な香りが広がり、奥にしっかりめのピートが香ります。
■味わい
柑橘系の甘みと、ボウモアらしいスモーキーさと調和しています。
■余韻
シェリー樽熟成とダークフルーツやカラメルを思わせる芳醇な余韻が楽しめます。