1956年、現在のニッカウヰスキーの前身となる「大日本果汁株式会社」の創業者で日本のウイスキーの父といわれる竹鶴政孝氏が、「日本の洋酒界を代表するブランドにしたい」という想いを込めて世に送り出したウイスキーが初代ブラックニッカです。彼は、「日本で本物のウイスキーをつくりたい」という情熱を抱き、本場スコットランドでウイスキー造りを学びました。ラベルの「KING OF BLENDERS」は彼のウイスキー作りの哲学の一つである「ブレンドの大切さ」を
象徴するために作られたキャラクターで、実在の英国人「W・P・ローリー」がモデルといわれています。モルト原酒に、熟成させてまろやかになったカフェグレーンをブレンドすることで、香味豊かで力強さと柔らかさをあわせもった魅力的な味わいで、爆発的に人気となりました。
「ブラックニッカ クロスオーバー」は、シェリー樽熟成の原酒とヘビーピートの原酒をキーモルトとし、絶妙なバランスでブレンドした、ブレンデッドウイスキーです。相反する特性をもった2つのモルトをブレンドし、華やかなシェリーの印象を覆す力強いピートの衝撃は非常にインパクトのある魅力的な味わいに仕上がっています。
■香り
バニラを思わせる甘い香りとウッディな樽香が広がり、力強いピートの香りが全体を引き締めます。
■味わい
ヘビーピートならではのドライでスモーキーな風味が広がり、その奥に完熟フルーツの芳醇でコク深い味わいが感じられます。
■余韻
モルティで豊かなコクとピーティな余韻が長く続きます。
オススメの飲み方:ロック、ストレート