トリスは、1923年創業されたサントリーの前身となる寿屋の鳥井信治郎氏が、1946年戦後間もない日本で生み出したウイスキーです。彼は創業前、海外からウイスキー原酒を仕入れましたが品質が低く飲めるものではなかったため、葡萄酒の樽に入れて放置していました。しばらくするとその原酒は熟成されて琥珀色の輝きを放っており、これに加水し「トリス」という名で販売したところ瞬く間に売れました。このことが日本国内でウイスキー製造を始めるきっかけとなり、サントリーの前身となる蒸留所が誕生したのです。その後全国の盛り場にトリスバーが続々と出現し日本中に広がっていきました。近年は日本のハイボールブームによって、若者や女性も気軽に楽しめるとあって人気がさらに高まっています。
「トリスクラシック」は、スパニッシュオークのシェリー樽モルトと、オイリーな香味の白州モルトをキーモルトにブレンドした、ブレンデッドウイスキーです。やさしく甘い香りと、丸みのあるなめらかな味わいが特徴で、ハイボールはもちろん、ロックや水割りでもお楽しみいただけます。
■香り
透明感のある爽やかともいえる甘い香りです。
■味わい
丸みのある滑らかな口当たりで、シェリーを思わせるフルーティな甘みとオイリーな樽香がバランスのとれた味わいです。
■余韻
おだやかでやわらかい甘みの余韻が続きます。
オススメの飲み方:ハイボール、オン・ザ・ロック、水割り