目線でわかる心理状態
「目は口ほどものを言う」という諺(ことわざ)があるように、
実際に、心理学の観点から考えても目線の動きと思考は密接な関係があると考えられています。
それでは、どこを見ていると脳はどんな働きをしているのでしょうか?
※相手側(考えている本人)から見てどこを見ているかになります。
ここで2つ問題を出します。
問題①:あなたの一昨日の晩御飯はなんですか?
問題②:今日の晩御飯は何になりそうですか?
左上を見る時は、過去のこと、知識を思い出そうとしている。
多くの人は問題①に答えるようとしている際に、左上を見る傾向があるそうです。
過去や記憶を探っている時は同様の反応を示します。
右上を見る時は、未来のこと、そうぞうをしている
一方で、多くの人は②の問題を考える際には右上を見ると考えられています。
右上を見るときには、まだ決まっていないことを想像している場合が多いです。
つまり、過去や既成事実を思い出そうとしている時には左上を見る傾向があり、
未来や想像をする際は右上を見る傾向が強いと考えられています。
過去の話をしているのに、右上を見ていると嘘をついている
思い出話や昔のことを話しているのにも左上を見る傾向あ高いにも関わらず、相手が右上を見ている場合は嘘をついている可能性が高いです。
その為、相手が嘘をついていそうな時には相手の目線を注意して見ると嘘を見破れるかもしれません。
※左利きの場合は脳の逆の場合もあるそうです。
他にもある目線でわかる心理
目線でわかる心理状態はこれだけではありません。
脳の働きによって他にもわかる事があると言われています。
音に関する思考している際に、左上を見ている場合
記憶から音を思い出している時が多いです。
あなたの飼っているペットの鳴き声を考えてください
などの質問にはこのような反応が見られる傾向が高いです。
音に関する思考している際に、右上を見ている場合
音を想像している時が多いです。
こんな音を作ってくださいと等の質問をするとこのような反応が見られる傾向が高いです。
つまり聴覚の関する思考の場合も、「左が過去」「右が未来」というのは同じです。
左下を見るときは、自分と対話している状態
左下を見ている時は、自分と会話している時になります。
簡単に言うと独り言です。
なので、会話が苦手な人が左下を見た時は、自分の中で整理している可能性が高いので、
少し待ってあげるといいでしょう。
右下を見ている時は、嗅覚、味覚、触覚を主出している時が多い
夏の海の匂いを思い出している時
あの魚の味ってどんなか思い出している時
などなどを考えているときは右下を見る場合が多いです。
過去のことですが、五感に集中すると右下を見ます。