良い記事を書いて検索上位表示させたいけど、「良い」記事ってどんな記事なの?
どんなことに気を付けて書けばいいの?
こんなお悩みにお答えします!
上位表示させるときに一番考えなければいけないことは何か?
それはGoogleが何をもって良いコンテンツと判断しているかを見極めることです。なぜならGoogleが検索結果順位を決めているからですね。
この記事は、Google公式のコンテンツの評価について書かれているページをかみ砕いた内容になります。
主に以下のページを元に作成しますが、他にもGoogleに関わるかたのインタビューからも引用してます。
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
https://support.google.com/webmasters/answer/7451184?hl=ja&ref_topic=9460495
Google が掲げる 10 の事実
https://www.google.com/intl/ja/about/philosophy.html
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
そのため、冒頭のどんな記事を書けばいい記事と判断されるか?という疑問には、この記事を読めば解決できるようになっています。
ちょっと項目が多いので、最初からすべてを盛り込んだ記事を書くのは難しいとは思います。
次の記事にはもう1つ、次の記事にはもう1つと追加していくことでどんどん良い記事になっていくと思いますよ。
それでは始めます。
SEOを意識した記事とは?
まず、大前提としてコンテンツ作りで何を一番大切にしてほしいと考えているかというと、「ユーザーの利便性を第一に考えているコンテンツ」と公言しています。
ユーザーの利便性はGoogleが大切にしている考え方の1つです。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。
Google が掲げる 10 の事実の1番目にあることからも相当に大切にしている考え方だということがわかりますよね。いわゆるユーザーファーストという考え方、年々この思考は強くなっている気がします。
Webサイト運営周りの仕事をしていると、「結構Googleに振り回されているなー」と感じることもあるんですが、ユーザーが望まないことはGoogleも望まないです。
つまり、検索結果で出てきた内容がユーザーにとって見やすくて、わかりやすくて、為になる、信頼できることが上位表示されやすい条件と考えていいです。
SEOに強いブログにする15の方法!
それでは以下より、SEOを意識したブログの書き方で大切な条件をご紹介します。
上述した通りですが、実際にGoogleが公言した内容になっていますので、最初からすべて盛り込むのは難しいかもしれませんが、網羅したコンテンツが理想です。
それではさっそく始めていきますね。
1コンテンツ1キーワードにする
「1コンテンツ1キーワード」、「1URL1コンテンツ」表現は違いますが、意味は同じです。
つまり、ページ1つに対して、話題は1つということです。
実際にGoogleのウェブマスター・トレンド・アナリストのジョン・ミュラーさんはさまざまなSEO担当者とイベントやTwitterなどで交流していますが、この議題についてもこのように発言しています。
Yes. One URL = one piece of content.
— John (@JohnMu) June 21, 2016
たくさんのキーワードを含めた記事を使って、多くのユーザーを集めたいと考えてしまいがちですが、そうすると評価が分散してしまいます。逆にサイト訪問者数を伸ばすことができない原因になるので、やめたほうが良いです。
ユーザーにとって有益な記事内容にする
当たり前のことですが、ユーザーにとって有益な記事は上位表示されやすいです。
実際にGoogleは下記のように公言しています。
興味深く有益なサイトにする
人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドでは多くのSEOに重要な項目が列挙していますが、その「どの要因よりもWebサイトに影響与える可能性がある」と言っているので、文字通り重要と考えていいでしょう。
それでは、どんな記事が「有益」とみなされるのでしょうか?それは後述する内容と被ってきますが、以下の内容だと思います。
Googleが有益な記事と判断するポイント
・検索意図にあったコンテンツである
・ユーザーの検索意図を解決するコンテンツである
・SNSでシェアされる
・外部からのリンクがある
検索意図(キーワード)に合ったコンテンツである
これは次ので詳細を書いてますので、そちらをお読みください。
ユーザーの検索意図を解決するコンテンツである
ユーザーの検索意図を解決するコンテンツであるということがわかれば、それが有益なコンテンツであることはわかりやすいですよね。
ただ、いくらGoogleでも実際にすべてのユーザーに「この記事を読んで悩みは解決しましたか?」ということを聞くことができません。
そこで個人的に重要な指標になってくるのが、記事の滞在時間の長さだと考えてます。
Googleアナリティクスで書く記事の滞在時間はわかりますが、実際に滞在している時間が長い記事の方が上位表示されている傾向は強いです。
下記の記事で滞在時間に関しては詳しく説明しているので、良ければ見てください。
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SNSでシェアされる
まずはこちらをご覧ください。
ユーザーは閲覧したときに良いコンテンツだと感じると、他のユーザーに知らせたいと思うものです。
その際、ブログ投稿、ソーシャル メディア サービス、メール、フォーラムなどの手段が使われます。
Googleは、ユーザーが良い記事だと判断するときには周りに知らせたくなると考えているようです。
たしかに、Twitterのリツイートの存在意義でまさにここですよね。
なので、各記事に主要なソーシャルメディアの拡散ボタンは置いておいたほうが良さそうです。
また、SNSアカウント運用も有効です。
外部からのリンクがある
外部リンクが多くても、SEOの評価は上がらないみたいなことが一部では言われていますが、それは不自然な外部リンクのことで、自然な外部リンクが与えるSEOの影響はまだまだ強いです。
ユーザーは良いコンテンツだとシェアしたくなるという考え方もそうですが、それ以外にも下記のような考え方も持っているようです。
ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。
外部リンクを「投票」と表現していて、実際にどこが最高の情報源であるかを分析しています。
なので、外部リンクをもらえるような記事であるということもまだまだ大切です。リンクをもらいやすい記事構成も大事です。(リンクコピーボタンを設置するとか)
検索意図(キーワード)に合ったコンテンツである
Googleから有益なコンテンツと判断されるポイントにも上げた中の1つでもありますが、ユーザーの検索意図に合ったコンテンツを作成することは重要です。
Googleはこの点を珍しく例を挙げて説明してくれています。(サッカーの内容ですね。)
読者が求めているものを把握して提供する
ユーザーがコンテンツを探すときに検索しそうなキーワードを考えてみましょう。そのトピックについてよく知っているユーザーは、よく知らないユーザーとは異なるキーワードを検索クエリで使用するかもしれません。たとえば、長年のサッカーファンは「国際サッカー連盟」の略語である「fifa」というキーワードで検索し、新しいファンは「サッカー プレーオフ」のようなより一般的なクエリを使用するかもしれません。検索行動におけるこのような違いを予測し、(キーワードの語句を上手く取り入れて)コンテンツを記述するときに考慮すれば、良い結果をもたらす可能性があります。
検索意図にあったコンテンツを作成するには、キーワードプランナーというGoogleが提供しているツールを利用して実際に検索されているキーワードを探すのが良いと言っています。
また、自分が選んだキーワードでどんな記事がGoogleの評価されているか一番わかるのは、実際にそのキーワードで上位表示されているコンテンツの傾向を調べることです。
自分が書こうとしているキーワードで検索結果の上位10記事がどのような内容で、どれくらい分量であるかを参考にして、自分の知識を入れて記事にすると良いでしょう。
ちなみに、記事作成で競合サイトを参考にするのはあくまで記事の「傾向」だけであって、まるまるコピーすると重複コンテンツになります。
これサイト全体に関わる結構痛いペナルティなので絶対やめましょう。。。
オリジナリティがあるコンテンツというのも重要な指標なので気を付けてくださいね。
オリジナリティのあるコンテンツ
誰かの記事をそのまま載せるのではなく、あなたしか書けない記事を載せているほど評価されます。
また、オリジナリティがあって、さらに更新性が高い新しい情報があるとさらに良いとしています。
新鮮な独自のコンテンツを作成する
新しいコンテンツがあると、既存のユーザーに何度もアクセスしてもらえるだけでなく、新規ユーザーも取り込むことができます。
なので、記事の状況と時代の流れが変わってきた部分があれば、リライトや追記をすると、ユーザーにもGoogleにも喜ばれる記事になります。
ユーザーから信頼されるコンテンツにする
ユーザーから信頼されるようなコンテンツつくりというのも非常に大事です。
記事にした内容を証明するために、有名なサイトや公式性が高いサイトから引用や数字を持ってくるというもの重要です。(この記事であればGoogleの引用など)
また、独自の見解を述べたり、自分の考えに落とし込んで説明したりすることでも信頼性はあがりますし、関連するテーマ記事を内部リンクする(あ、このサイトはしっかりこの記事もあるのね。)ことでも信頼性を上げることができます。
E-A-Tを意識した記事
最近ではユーザーに信頼をしてもらうサイト作りの考えとしてE-A-Tを意識したものが上位表示されやすいと、Googleが公言しています。
E-A-Tとは何かと言うと、下記の頭文字をとった言葉になります。
- Expertise:専門性
- Authoritativeness:権威性
- TrustWorthiness:信頼性
この内容は、Googleが発表している検索品質評価ガイドライン基づいてます。これは2018年の暮れに発表された比較的新しいもので、今のSEOの評価基準の1部になっています。
For all other pages that have a beneficial purpose, the amount of expertise, authoritativeness, and trustworthiness (E-A-T)is very important.
Please consider:
● The expertise of the creator of the MC.
● The authoritativeness of the creator of the MC, the MC itself, and the website.
● The trustworthiness of the creator of the MC, the MC itself, and the website
下記和訳
有益な目的、専門知識の量、信頼性、信頼性のある他のすべてのページ(E-A-T)はとても重要です。
考えてください:
●MCの作成者の専門知識。
●MCの作成者、MC自体、およびWebサイトの信頼性。
●MCの作成者、MC自体、およびWebサイトの信頼性
引用元:検索品質評価ガイドライン
上記3つを順に紹介しますね。
Expertise:専門性
Expertise:専門性は、そのサイト、記事が専門的に書かれているかの評価になります。
ここはその記事がいかに専門的に書かれているかを見ています。例えば、以下のA,Bであればどちらが専門的ですか?
A:車のディーラーが運営しているサイトの今売れている車の紹介記事
パン屋さんが運営しているサイトの今売れている車の紹介記事
この比較であればAの方が専門性は高いですよね?
実際に調べてもらうとわかりますが、車の紹介記事は「車の販売店のサイト」や「車の雑誌のサイト」などが上位にある傾向が強いです。
Authoritativeness:権威性
Authoritativeness:権威性は、実績や他人からの良い評価がいいと権威性が高いと考えられています。
例えば、「個人サイトで1カ月20万PV」とか、「Twitterで30万人」とかの実績が持っている人の記事であるとなれば権威性は高くなる傾向が強いです。
何かその記事に合った実績がある場合は、ガンガン書いていきましょう!
また、サイトの運営者やコンテンツの作成が、どのような人間であるのかを明示してすることでも権威性が高くなります。
TrustWorthiness:信頼性
TrustWorthiness:信頼性はそのサイトが信頼できるかの評価になります。
サイト運営者が明示されていたり、ドメインの運用歴が長かったり、外部リンクが多いWebサイトが信頼性が高くなります。
E-A-Tに関しては、1つの記事ではどれも確立されるものではありません。日々の記事作成で意識して書いて、それぞれの信頼性を強めていきましょう。
読みやすい文章で記事を書く
コンテンツの内容が有益であることは大切ですが、コンテンツ自体が読みやすいことも大切だとGoogleは言っています。
下記のような文章は避けるべきだと公言しています。
綴りや文法の間違いが多い、いい加減なテキストを記述する。
文章が下手なコンテンツ。
テキスト コンテンツでテキストを画像や動画に埋め込む。ユーザーはテキストをコピーして貼り付けたい場合があります。また、検索エンジンがテキストを読み取れなくなります。
記事を公開する前に、上記のことを頭において見直したほうが良いかと思います。
記事の内容が包括的か
記事の内容が包括的かということが重要視されています。
テーマに応じた適切な量のコンテンツを提供する
高品質のコンテンツを作成するには、時間、労力、専門知識、才能 / スキルのうち少なくとも 1 つが十分にあることが必要です。コンテンツは事実として正確で、記述が明確で、内容が包括的であることを要します。したがって、たとえばページでレシピを紹介する場合は、食材のリストや料理の基本的な説明だけでなく、手順がよくわかる詳細な料理方法を説明します。
そういった意味で「長く書けば書くほどGoogleに評価される」というのは半分正解です。
ただ、正しくは、書いている内容に不足が無く、包括に書かれていることが大切です。
一方で下記の内容は避けるべきとされています。
コンテンツが不足しており、ページの目的が果たされていない。
引用元:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
そのキーワードで伝えるべきことのコンテンツ量は、省略せずに確保することが大切です。
見出しタグが適切に使われている
見出しタグはGoogleも重要視していて、コンテンツ内容の大切な部分に使われていることを求めています。
実際にユーザーがコンテンツを理解を視覚的に助ける役割があるとしています。
見出しタグを使用して重要なテキストを強調する
一般に、見出しタグはタグに囲まれているテキストをページ上の通常のテキストよりも大きく表示するため、ユーザーにとってはそのテキストが重要であるという視覚的な手がかりとなり、見出しテキストの下に続くコンテンツの内容について理解しやすくなります。複数の見出しサイズを正しい順序で使用すると、コンテンツの階層構造が作成され、ユーザーがドキュメント内を移動しやすくなります。
一方で、下記のように使うのはやめたほうがいいです。
- ページの構造を定義するのに効果的でないテキストを見出しタグで囲む。
<em>
や<strong>
のような他のタグの方が適している場所で見出しタグを使用する。- 見出しタグのサイズを不規則に変える。
見出しを読み進めれば、おおよそ書いてある内容がわかる記事にしておくと良いですよね。
装飾で使うのではなく、あくまで見出しとして使ってくださいね。
SSL化されているか
いわゆる、「https化」がされているかどうか?ということです。
SSL化はセキュリティ強化が主な理由なので、今SSL化がされていないサイトはGoogleは評価しないと明言しています。
まだ対応ができていない!という方がいたら、下記の記事を参考にできるだけ早くSSL化をやってしまいましょう。
1時間あれば、間違いなくできちゃいますよ。
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モバイルフレンドリーか?
現在ユーザーはモバイル(スマホ)が主流です。PC向けに作られたサイトではなく、モバイルにより見やすいサイトというのをGoogleは求めています。
モバイルで見たときに、表示速度が遅かったり、崩れが生じてしまっていると悪い評価を受けますので、気を付けましょう。
※モバイルフレンドリーとは言ってますが、PCの表示がどうでもいいというわけではありません。PCで表示がされなかったり、極端に表示速度が遅かったりするとそれも悪い影響を及ぼすので気をつけましょう。
パンくずリストを使用する
パンくずリストは下記の部分を指します。
内部リンクの1種でユーザーが今サイト内のどこにいるのかがわかるような指標になります。
Googleは下記のように公言しています。
「パンくずリスト」を使用する
パンくずリストとは、ページの上部か下部にある内部的なリンクの行です。訪問者はパンくずリストを使って、前のセクションやルートページにすばやく戻ることができます。
ユーザビリティを高められるものと考えているので、ぜひ作成して入れてください。
パンくずはユーザビリティを向上させることに良いですが、クローラビリティを向上させることにもいい影響を与えます。
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Googleが記事を見つけられるようになってますか?
そもそものお話なのですが、記事がGoogleにインデックスされないと、どんなに良い記事であっても検索結果に表示されません。
Googleがコンテンツを見つけるのに一番最適な解決策は「サイトマップの送信」としています。
インデックスってなに?
サイトマップってなに?
そんな方は下記の記事を参考にしてみてください。
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まとめ:ユーザーの利便性を徹底すれば、Googleは評価してくれる
Googleは多くの項目から分析して、検索結果の順位を決めていますが、どれもそれはユーザーにとっていい記事であるものを上位表示にするということはぶれていません。
なので、今までご紹介した条件を1つでも多く記事に盛り込んでユーザーにとっていいコンテンツになるように心がけるといろいろと良いことがあります。。
それでは最後までありがとうございました。