文章の説得力上げる方法ってないかなー
こんなお悩みにお答えします。
どんな記事でも使えるちょっと意識するだけで、文章の説得力がUPする方法をご紹介できればと思います。
結果から言うと、3つの要素というのは以下の3つです。(題名にもありますが、、、)
文章の説得力が深まる3つの意識
・対比関係
・因果関係
・抽象的、具体的
あーなんとなくわかるけどと言う方も多いかと思います。
しかし、これを意識的に使うことでさらにわかりやすい文章が書けるようになりますよ。
それでは1つ1つ説明していきます。
①:対比関係
最初にご紹介するのは、対比関係です。
意識的に対比をして文章を書くことで重要なところを目立たせる効果があります。
例えば
日本の面積は377,900 km²で、人口は1億2590万人です。
日本の人口密度は「333(住民の数/km2)」なので、世界的に見ても人口密度が高い国です。
これだと、「へー」くらいにしか思われないと思いますが、
日本の面積は377,900 km²で、人口は1億2590万人です。
アメリカの面積は9,834,000 km²で、人口は3億2,716万7,434です。
日本の人口密度は「333(住民の数/km2)」、アメリカの人口密度は「33(住民の数/km2)」なので、日本の人口密度は世界的に見ても高いです。
このようにアメリカと比べて書くことで、日本の人口密度が高いことがイメージしやすいですよね。
より数字や表現にインパクトを際立たせたいことがあれば、比較してみるといいかもしれません。
②:因果関係
因果関係は、原因→結果という順番で書くことで文章をわかりやすくする方法です。
たとえば、
大笑いしたので、翌日に腹筋が筋肉痛になった。
上記が基本形です。この因果関係に少し追加をすることで他にもいろいろな方法で表現することができますよ。
因果関係:①連続パターン
因果関係を連続させるパターンです。これを利用すると、複数の原因結果が整理できます。
例えば、
面白いことがあって、大笑いしたので、翌日に筋肉痛になった
面白いことがって(原因)大笑いした(結果)
大笑いしたので(原因)、翌日筋肉痛になった
このように原因と結果が2つ重なることがあれば、連続させるとわかりやすくなります。
ただ、ちょっと長いなと感じませんか?そんな場合は、2文にしてしまいましょう。
面白いことがあって、大笑いした。
だから、翌日に筋肉痛になった
こちらの方が見やすくないですか?「~ので」などつなげすぎると冗長になります。
場合によりますが、「基本」原因結果は1文に1つずつが良いですよ。
ポイント
原因結果は1文に1つずつ!
因果関係:②複数理由パターン
結果の原因が複数あるパターンです。なぜそのような「結果」生まれたのか?ということを目立たせたいときに使うと効果的です。
例えば、
この時計は、デザインが秀逸で、価格も手ごろのため、人気が高い。
このように、人気が高い(結果)という理由が2つあるという形式になっています。
同じ結果がある原因が2つある場合利用すると文章がわかりやすくなります。
因果関係:③複数結果(並列)パターン
結果が2つあるパターンです。どんな結果が生まれたのかを注目させたい場合に効果的です。
最新の予約システムを開発したことで、人員削減することができ、クレームが減った
結果がどちらも同じ原因だった場合は、このようにするとわかりやすくなります。
因果関係:④複数結果(逆説)パターン
③とほぼ同じですが、2つの結果が逆説の関係にあるパターンです。
リストラを行ったことで、経営状態が改善されたが、従業員1人の仕事量が増えてしまった
③の場合は、理由が並列ですが、こちらは「経営状態が改善された」ことと「仕事量が増えてしまった」というのが逆説の関係にあります。
③:抽象的+具体的+α
抽象的な表現と、具体的な表現はどちらか一方が重要というわけではありません。
どちらも重要で、両方を備えている文章がわかりやすいと言われます。
<1>
早起きすることは、自分の時間を作ることができ、そこで学んだことを仕事に活かすことができます。
<2>
私の知り合いに、毎日朝4時に起きて、デザインの勉強をしている25歳のWebディレクターの仕事をしている人がいます。日に日に上達して、Webデザインの仕事も受けられるようになりました。
<1>は抽象的で、<2>は具体的と言われている文章です。
どちらか一方だと「へー」としか感想が残らない文章ですが、これを2つ合わせることで伝わりやすい文章になります。
2つ重ねたのが、下記です。
私の知り合いに、毎日朝4時に起きて、デザインの勉強をしている25歳のWebディレクターの仕事をしている人がいます。日に日に上達して、Webデザインの仕事も受けられるようになりました。
つまり、早起きすることは、自分の時間を作ることができ、そこで学んだことを仕事に活かすことができます。
説得力のある文章になったと思いませんか?
このように、文章は抽象的な表現と具体的な表現どちらも備えていると伝わりやすい文章になります。
まとめ:対比、因果、抽象的+具体的を使ってわかりやすい文章を
今回は、わかりやすい文章を書くために意識するべきことについてご紹介しました。
無意識にやっていることが多いかもしれませんが、意識的に文章に入れていくと、さらに文章の説得力が増すと思うのでやってみてください。
最後までありがとうございました。