![](https://babylon-liq.com/wp-content/uploads/2021/01/workplace-1245776_640.jpg)
日々、仕事をしているとあくまで「手段」であったことが「目的」になってしまうことが少なくないと思います。
これは不幸な結果を生むことが多いので、絶対に避けるべきですよね。
例えば、「定例会議」。
「何かを決めたり、解決したりする」という「目的」の「手段」として「定例会議」を始めたのに、
ポイント
・会議をするということ自体が目的になってしまっている
・集まることが目的になってしまっている
・話すことが目的になってしまっている
こんなことになっていたりしませんか?
言い換えれば、「何かを決めたり、解決したりする」一手段でしかなかった「定例会議」が、いつの間にか目的にすり替わってしまったわけです。
「定例会議をする」ことが目的になってしまうと、時間を埋めるために担当者が、半ば無理矢理に議題を作るなんてこともあるかと思います。
本来であれば、「何かが決まったり、解決したりする」はずの会議が時間が無駄になってしまいます。
会社に勤めていると、手段の目的化によって、無駄になって不幸になることがあると思います。
今回は、そんな仕事の手段の目的化避ける対策について語っていければなと思います。
手段の目的化とは?
![](https://babylon-liq.com/wp-content/uploads/2021/01/youtuber-2838945_640.jpg)
そもそも、手段の目的化の辞書的な意味は以下です。
手段の目的化
読み方:しゅだんのもくてきか
ある目的を実現するために採用した行動やその方法が、本来の(目的を実現するという)意義を逸脱して、
行動する事それ自体を目的として行動するようになってしまうことを指す表現。
形骸化に伴って生じやすい。
引用元:weblio
https://www.weblio.jp/content/%E6%89%8B%E6%AE%B5%E3%81%AE%E7%9B%AE%E7%9A%84%E5%8C%96#:~:text=%E3%81%82%E3%82%8B%E7%9B%AE%E7%9A%84%E3%82%92%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%81%99%E3%82%8B,%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%99%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E3%80%82
言い換えると、
・手段自体が、目的となってしまう
・いつのまにか、手段にしか目がいかなくなってしまう
こんなところでしょうか?
それでは、こちらになぞらえて、例を紹介していきます。
手段の目的化の例
![](https://babylon-liq.com/wp-content/uploads/2021/01/meeting-2284501_640.jpg)
仕事における手段の目的化はどのようなものがあるのか、2つ例をご紹介します。
手段自体が、目的となってしまう
こちらの例は、上述の「定例会議」を思い浮かべてもらうといいと思います。
あなたがやっている会議は全て有意義なものですか?
この問いに対して「yes」と回答できる方は素晴らしいです!会社も!
一方で、「意味のない会議がある」や「時間の無駄な会議がある」と回答する方も少なくないと思います。
この「なぜやっているのかわからない会議」こそ、手段の目的化の1つです。
本来、何かを解決する手段として議論する場が、目的が形骸化して、とりあえず会議をする状態なってしまっているのですね。
いつのまにか、手段にしか目がいかなくなってしまう
もう一つの例は、「問合せの獲得」を考えると分かりやすいです。
なぜ、問合せを獲得するか?
その答えは、売上を伸ばすためだと思います。
しかし、「問合せを獲得すること」だけに目がいくようになってしまうと、せっかく問合せが増えたのに、売上が上がらない現象が起こり得るのです。
なぜかというと、
問合せを獲得することに注視し過ぎたために、「売上に繋がらない問合せ」ばかり増やしてしまうことがあるからです。
つまり、売上を伸ばすための一手段に過ぎなかった「問合せ獲得」が、いつの間にか目的にすり替わってしまったいるということ。
そんな、本末転倒なことが起きてしまいます。
・Web広告を改善したら、問合せ200%になりました!
・ポスティング導入したら通常と違うエリアから問合せが来るようになりました!
とかなっても、極端な話、売上につながっていなければ出費が増えているだけです。
なぜ問合せを増やすのかということを常に意識していないと、意外とこのようなことに陥ることがあります。
手段の目的化による影響
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手段が目的化してしまうとどのような影響があるのでしょうか?
いくつかあると思いますが、僕が主張したいのは関係者が不幸になること。これに尽きます。
仕事における手段の目的化が不幸なる
手段の目的化は不幸になります。
それは、「努力が評価」されない状態に陥りやすいからです。
これは一番の悲劇。
上記の、問合せの件を例に挙げると
Aさん(問合せ獲得担当)が頑張って、問合せを伸ばすことに成功しました。
しかし、売上につながらない問合せばかりだったので、会社の利益はあがりませんでした。
良い評価をもらえると思っていたAさんは給与が上がらずショックを受けてしまいました。
なんてストーリーが起こりうるからです。
手段の目的化にならないための対策
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それでは手段の目的かを防ぐ方法はあるのでしょうか?
大きく分けて2つあります。
目的の周知
目的への理由付け
目的の周知
手段の目的化を防ぐには、しっかりと関係者に目的の周知を徹底することです。
そうすることで、先ほどの問合せの担当者Aさんも途中で気づけます。
「あ、これ売上につながってないな」みたいに
目的の理由付け
常になぜそれをやるのかということを習慣付けていると、手段の目的化を防ぐことができます。
「なんでこの施策やるんだっけ?」みたいなことを気づかせる体制があるといいですよね。
(このようなこと話合う会議は有用ですよね)
まとめ
手段の目的化について語らせていただきました。
会社に勤めたご経験がある方は、少しは共感いただけたのではないでしょうか?
手段を考えることは素晴らしいですが、手段はあくまで手段です。
目的を達成することが最重要です。
ここを間違えてしまうと、関係者全員が不幸になるので気を付けた方がいいと思います。
この部分は、文化・習慣になっていることも多いので、改善するのは時間がかかるかもしれませんが
to doに対して「目的の周知と目的への理由付け」を意識付けると、手段の目的化を防ぎやすくはなると思います。
せっかく頑張っていることですので、無駄にならないようにしたいものですね。