まとめ

世界の史上最大の地震ランキング 震度・マグニチュード別TOP10 2024年11月

世界の史上最大の大地震ランキングTOP10

日本は火山大国であるが故に、造山帯に即しているので地震がよく起きる地域でもあります。

過去にも数々の大きな地震を体験して来ました。

それでは、観測史上最大規模の地震はどこの国の地震なのでしょうか?

ランキング形式にしてTOP10を紹介します。

※震度の大きさ、記録については多少違う点がある可能性があります。

予め、ご了承ください。

 

10位.スマトラ島地震(1833年) マグニチュード8.8

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1833年11月25日にスマトラ島で起きた地震です。

後に紹介する2004年にもスマトラ島で地震が起きていますが、その時よりも震源地は南側です。

多くの犠牲者が出たとされていますが、1833年ということもあって、正確な当時の情報は残っていません。

この地震で、最も多くの犠牲者を出したと言われているのが、スマトラ島の西南部を襲った津波と言われています。非常な大きな津波が複数回に渡って街を襲ったそうです…

ちなみにスマトラ島では大きな地震が頻繁に起こっています。

これ以降に起こった地震は2004年のものを除いても、

・900年のM8.9と推定される地震

・1797年のM8.4と推定される地震

・1833年のM8.9と推定される地震

・1861年のMw 8.5と推定される地震

・2000年06月04日に起きたM7.9の地震。

・2005年03月28日に起きたスマトラ島沖地震

・2007年09月12日に起きたスマトラ島沖地震

・2009年09月30日に起きたスマトラ島沖地震

・2010年04月06日に起きたスマトラ島沖地震

・2010年05月09日に起きたスマトラ島沖地震

・2010年10月25日に起きたスマトラ島沖地震

・2012年01月10日に起きたスマトラ島沖地震

・2012年04月11日に起きたスマトラ島沖地震

・2016年03月02日に起きたスマトラ島沖地震

など大きな地震が多く起きています。

 

9位.アラカン地震 マグニチュード8.8(1762年)

東アジアのバングラデシュのチッタゴンの海岸沿いからミャンマーのアラカン地方の海岸周辺を震源地とした、1762年4月2日現地時刻17時に起きた地震です。マグニチュードは8.8です。

震源近くのベンガル湾で起きた津波によって約200人犠牲になったとされています。

市街地の被害も甚大で、当時のチッタゴンはビルや壁は全て流され更地のようだったと言われています。

 

8位.貞観地震(869年) マグニチュード8.9

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貞観地震は日本の三陸沖で、869年7月9日に起きた地震です。地震の名称は平安時代前期の元号である「貞観」から名付けられています。日本の三陸沖で起きた地震です。

1000年以上前の出来事ですが、比較的当時の文献は残っており、地震の規模や被害はおおよそ把握できるものとなっています。

中でも、「日本三代実録」にはいつくか記載があります。

陸奥国で大地震が起きた。

流れる光が夜にもかかわらず、あたりを昼のように照らし、人びとは立つこともできず叫ぶのが精一杯であった。

中には、屋根の下敷きになる者、地割れに飲まれる者牛、に踏みつけられる者もいた

上記のような記述です。

中でも「流れるような光が」という部分については、地震による発光現象の世界最初の記録と言われています。

「日本三代実録」には、朝廷の対応についても記録があり、朝廷の対応は非常に遅く、地震から3ヶ月ほどでようやく動き出した。という記載があります。遅いですね。

また、被災者に対しては税を免除としたというような実用的な対応もあったことも分かっています。

被害については正確な記録はありませんが、津波によって1000人以上が犠牲になったと言われています。

ちなみに、2011年に起きた東北太平洋地震と同じ震源であることもあり、3.11は貞観地震の再来とも言われています。

 

7位.カスケード地震(1700年) マグニチュード8.7~9.2

1700年1月26日9時ごろ、カナダのバンクーバー島から、アメリカのカリフォルニア州北部の海岸沿いにまで至るファンデフカプレートにおいて発生した地震です。

マグニチュードは8.7~9.2と言われています。

この地震の特徴は、プレートが沈み込んだ規模で、この地震による断層は1000km以上に渡っています。

また、プレートに滑り込んでしまった距離も20mにも及んだと言われています。

ちなみに、この地震による津波は日本にも到達しています。

 

6位.アリカ地震(1868年) マグニチュード8.5~9.0

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津波後のアリカの海岸

 

1868年8月13日16時45分に、ペルーとチリの海溝沿いアリカという都市で起きた大地震です。

南アメリカプレートとナスカプレートの沈み込み帯で起きた地震で、震源域は全長600kmと非常に長いです。

また、この地震はボリビアまで揺れが伝わりました。さらに、8月25日までの間に400回を超える余震があったと言われています。

この地震によって計測された最初の津波は52分後の12mで、最大の16mは地震発生から73分後とされています。

 

5位.カムチャツカ地震(1952年) マグニチュード9.0

1952年11月4日に起きた、カムチャッカ半島から千島列島周辺沖で発生したマグニチュード9.0の大地震です。

この地震で最も恐ろしいのは、最大18mレベルの津波が3度にわたり、カムチャッカ半島と千島列島を襲った点でしょう。

最も被害を受けたのは、北千島のセベロクリリスクという町です。人口約6千人の町でしたが、この地震によって2236人が犠牲になりました。これは町の人口の1/3にも及ぶ被害です。原因は、最初の津波で高台逃れていた人々が、町に戻ってきたところ、2回目の津波で被害に遭ってしまったことです。

津波は一度引いても、二度目があるということを皮肉にも教えてくれた自信です。

この津波は日本にも8.5m規模のものが到達していて、15000km以上離れたチリにも到達している記録があります。

4位.東日本大震災(2011年) マグニチュード9.0~9.1

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日本の観測史上最大の地震が、この東日本大震災です。2011年3月11日14時46分18秒に発生した大地震です。

震源域は非常に広く、岩手県沖から茨城県沖にも及びます。

この地震のゆれによって日本列島は東に2.4mほど移動し、なんと地球の自転軸も25cm傾くという影響がありました。

また、津波は最大10mもの高さで、最大遡上高40.1mにも及ぶ大津波が発生し、東北地方から関東地方まで甚大な被害が襲いました。

 

犠牲者、行方不明者は18434名にも及び、建物は全壊、半壊含めると、40万戸を超えています。

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この地震による被害総額は最大で25兆円と言われています。

 

3位.スマトラ島沖地震(2004年) マグニチュード9.1~9.3

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スマトラ島津波後

 

2004年12月26日にインドネシア・スマトラ島で発生したM9.1~9.3の大地震です。

震源域は1200kmを超え、この地震発生後マグニチュード5以上の余震が5回も起きています。

犠牲者の多くは津波によるものであり、

津波はインド洋海岸全域で複数回に及んだと言われています。

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タイの津波が押し寄せる瞬間

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モルティブにて津波撮影

インドネシア、インド、ミャンマー、モルティブ、スリランカ、マレーシア、タイを含めた世界14ヶ国で30万人もの人々が犠牲にあったと言われています。

地球の影響もあり、NASAによると地球の一日が、100万分の2.68秒短くなった可能性があると言われています。

2位.アラスカ地震(1964年) マグニチュード9.2

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1964年の3月28日に、アメリカ合衆国アラスカ州で発生したアメリカ合衆国観測史上最大の超大型地震です。

 

震源はアラスカ州南部のプリンス・ウィリアム湾で、太平洋プレートと北アメリカプレートの海溝型地震です。主要動のセカンダリー波が非常に長く、強い揺れが約5分ほど続きました。その長さゆえに、地滑りや液状化現象により多くの被害が起きました。

1位.チリ地震 (1960年) マグニチュード9.5

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観測史上最大の超大型地震と言われているのが、このチリ地震です。

1960年5月22日に、チリ中南部のビオビオ州からアイセン州かけて発生した大地震です。最も大きな被害があったのがチリのバルディビアであることから、別名バルディビア地震とも言われています。

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当時のバルディビアの写真。建物が全壊。

震源はチリ沿岸部の太平洋で、地震のマグニチュードはM9.5で、この数値が指定されたのは現在までこのチリ地震のみです。

この地震の直前にはマグニチュード7規模の前震が6回ほど続いた後、そのまま本震がありました。

この影響で、首都のサンディエゴを始め、国全土がほぼ壊滅状態になりました。

建物でいうと200万戸以上が全壊したことになります。

犠牲者は、最大で6000人と言われています。幸いこれほどの規模の大地震にしては比較的少なく済んだ理由は、余震、前震の際に避難できたからと言われています。

津波は、地震発生からわずか15分で18m規模のものがチリ沿岸部を襲いました。

時速約750kmで伝播した波は15時間後にハワイまで行き届き、61人犠牲になりました。

被害は、日本にもあり地震発生の22時間半後に最大で6.1mの津波が襲い、三陸海岸を中心に様々な地域に被害がありました。

最も大きな被害があったのは岩手県大船渡市で53名の犠牲者が出てしまいました。

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マグニチュードと震度の違いって何?

あなたは、マグニチュードと震度の違いについて正確に説明できますか?

どちらもよく聞くけど、正確にはわからないという方が結構いるかと思います。

簡単に言うと、マグニチュードは地震の「エネルギーの大きさ」を指し示し、震度はそれぞれの場所の「ゆれの強さ」を表す数値です。

なので、マグニチュードはどこの場所であっても同じ地震なのであれば、数値は一定です。

反対に、震度はそれぞれの場所で数値が異なります。

つまり、マグニチュードが同じであっても震源から近ければ震度の数値は大きくなり、震源から遠いと震度の数値は小さくなります。

 

地震が起きたら第二次災害にも気をつけてください。

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火災 特に気をつけるべきガス

火災は地震の第二次災害で最も発生する可能性の高い災害です。

たとえ小さな地震であっても、火の始末をしっかりとしないと大災害になります。

 

特に気をつけるべきはガスの始末です

①においで確認

②ガスのにおいがしたら火を使わない

③窓を開ける

④ガス栓を締める

⑤ガスメーターの元栓を締める

⑥各ガス会社に連絡をする。

 

津波 大きな地震が来たら海から離れる

まず、津波は「波」と言う言葉の印象とはかなり違うものです。

家や車が流されることはもちろん、街全体を飲み込んでしまうというケースもありました。

さらに、恐ろしいのが一回で終わらないということです。

1度津波が起こると複数回に渡って、波が襲って来ます。

そのため、大小関係なく、地震の揺れを感じなくても「津波注意報」を確認したら海からできるだけ離れるようにしましょう。

万が一、報道の津波予定時刻が想定予定も早かった場合は出来るだけ離れた後、出来るだけ高いところに登るようにしましょう。

 

地割れ 地割れを複数見かけたらその場を離れる

強い地震が起きると地面に亀裂が入ることがあります。

これが地割れです。

地割れはそれ自体の亀裂に問題がなくても、近場で大きな変化が起こることがあります。

そのため、小さな地割れでも複数ある場合はできるだけそこから離れましょう。

場合によっては地形が変わってしまったりすることもあり、

地滑りなどを起こす可能性もあるので非常に危険です。

 

液状化現象 住んでいる地域を予め確認する

地盤が弱い地域や、埋立地にて起こることが多い現象です。

地震によって、地盤が緩み建物が倒れたり、マンホールが隆起したり、コンクリートが沈んだりなどの災害が起きる可能性があります。

液状化現象は起こりやすい場所と言うのはある程度把握できるので

事前にハザードマップであなたの地域を確認しましょう。

https://www.s-thing.co.jp/ekijyoka/index.html

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