ページによってはセッション数よりユーザー数の方が多くなっていることがある。なんでだろう?
こんな疑問にお答えします。
一般的にはセッション数とユーザー数を比較するとセッション数が多いです。
しかし、特定の条件下ではそれが覆ります。
まずは簡単にユーザー数、セッション数、ページビューの違いをご紹介します。
まずは言葉の定義を確認します。
ユーザー数、セッション数、ページビューの意味
言葉の意味
ユーザー数
特定の期間で、同一ブラウザを利用したサイトへ訪れた人数を指します。
つまり、同一ブラウザであれば、何回サイトへアクセスしても1となります。
セッション数
セッションは訪問者がサイトの閲覧を開始してから離脱するまでの行動を指します。
同一ブラウザで何度か訪れればその回数だけセッション数は増えます。
ただし、閲覧を開始したページでしか計測されないため、ページ遷移をしても2ページ目以降のページでは回数が増えません。
何も操作されない状態が30分続いたり、午前0時ををまたいで日付が変わったりすると別のセッションとして扱われます。つまり、2セッション目となります。
ページビュー
ページビュー(PV)はサイトのページが表示された回数のことを指します。
ユーザー数がセッション数より多くなるケース
上述の通りに行くと、ユーザー数がセッション数より多くなることは基本的にありません。
しかし、これが逆転する場合があります。
それが、セッション数説明の「ただし~」の内容になります。
セッション数は、閲覧を開始してから離脱するまでの一連の行動のことを指します。
つまり、最初のページしか計測されません。
対して、ユーザー数はそれぞれのページで計測されます。
そのことを表したのが、以下の画像です。
ページCを目線に見ると、ユーザー数はA,Bが訪れていることになるので「2」になります。
一方でセッション数はユーザーAの場合はページAで計測、ユーザーBの場合はページBで計測されます。
ページCではどちらの訪問者の場合もセッション数としては計測がされません。
セッション数は最初に訪れたページ(ランディングページ)でしか計測されないというところが今回のポイント!
そのため、このような条件のもとでは一般的にはほとんどないユーザー数の方がセッション数より多い状況となるのです。
まとめ
ユーザー数の方がセッション数より多い状況があるということは理解できましたでしょうか?
わかりにくければ、特にセッションの意味を理解するとわかりやすいかと思います。
Googleアナリティクスを確認して同様のことがあったら、このことを思い出してみてください。
それではこの辺りで終わりにします。