スペイサイドモルトとは?
スコッチウイスキーにはいくつか種類があります。
それは産地によって分かれているものであり、
大きく分けて6種類あります。
今回はその中のスペイサイドについてご紹介します。
スペイサイドモルトの場所
スペイサイドモルトとはスコットランドの最大の川である「スペイ川」の周辺で造られるシングルモルトのことを言います。
地理的には決して大きくありませんが、豊かな自然や渓谷、きれいな水があることから
ウイスキー造りの環境としては最適でスコッチウイスキーの中で最も多くの蒸留所がある地域といっていいです。
有名な銘柄としては、マッカラン、グレンリベット、グレンフィディックなどがこのスペイサイドで造られています。
スペイサイドモルトの味わい・特徴
スペイサイドモルトの特徴はスコッチウイスキーの中では
上品でまろやか、上品な甘み、華やかな香りが楽しめる銘柄が多く
バランスの取れた飲みやすいウイスキーが多いです。
その甘さは専門的にエステル香と言われます。
エステル香はりんごや洋ナシなどのフルーティさを感じられるものです。
スペイサイドの代表的なおすすめウイスキー
ザ・マッカラン12年
日本で最も有名なスペイサイドモルトと言えばこのマッカランでしょう。
1824年に創業、グレンリベットの次に政府公認の蒸留所になった名門中の名門です。
最大の特徴はそのこだわり抜いた「シェリー樽での熟成」
樽の木をこだわるだけにとどまらず、一度樽でシェリー酒を三年かけて造り樽に十分シェリーの香りをつけて
マッカラン専用の樽を造るというものです。
味わいは、そのシェリー樽から付けられた上品な甘く、華やかな香りです。
ミネラル豊富な軟水を使用していることから口当たりのまろやかで飲みやすい1本です。
そのこだわり抜いた生成から「シングルモルトのロールスロイス」と言われています。
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グレンリベット12年
グレンリベットもマッカランと同じく1824年に創業が開始された名門です。
政府公認のライセンスを最初にとったこと有名蒸留所です。
特徴はなんといっても飽きが来ない味わいです。
甘い香りが広がりますが、スッと流れていきます。
味やクセもほとんどないので、ずっと飲んでいられる。そんなバランスが取れたウイスキーです。
一度離れて、戻っていくるとさらにその良さがわかるウイスキーです。
近年人気が高くシングルモルトの売り上げで1位になる年もあります。
グレンフィディック12年
ブレンデットウイスキーのキーモルトとして使われていた原酒を世界で初めてシングルモルトとして
世に出されたことで有名です。
味わいはスッキリと軽やか、それでいて味わいは深く蜂蜜やカスタードを思い出させます。
世界で最も飲まれているウイスキーと呼ばれる中のひとつです。
値段も3,000円と比較的安価のためオススメできます。